小金井自然観察会

第648回 都立農業高校神代農場・調布市立野草園観察会
 2018年 3月29日(土)9時30分~14時 参加者16名
   農場は月に数回だけの開放日です。学生達も説明員で参加していました。
大石さんの資料によると農園は湧水豊かで、流れは野川へ行き着きます。季節ごとに花木や野鳥が観察されます。
当初の広さは東京ドーム2個分で射撃用地から譲渡され、中央高速開通等で半分の広さになったものの、永く自然を維持出来ている様です。山桜が多く見らます。花と同時に赤い葉が出る理由を田中先生に教えて頂けました。
カタクリの開花にいたるまでの多年の「球根人生」に、感銘すら感じます。
昼食前に、高速道路脇地のカタクリ群生地でワダソウが観察出来ました。桜も満開で好天気、と最高でした。
地元で生まれ育って76年の会員の青木さんに、爆弾で農校農場内に出来た湧水内の遊泳場の話などうかがいました。引き継がれている自然の維持を今後も願うものです。(調布市:吉川)
観察記録・植物:花
ノゲシ、ムラサキサギゴケ、オオイヌノフグリ、タチイヌノフグリ、
フラサバソウ、ヒメオドリコソウ、カキドオシ、ミツガシワ、セントウソウ、
タチツボスミレ、ヒメスミレ、アメリカスミレサイシン、カラスノエンドウ、
キジムシロ、ミツバツチグリ、ヤブヘビイチゴ、コチャルメルソウ、イワヤツデ、
ワサビ、オランダガラシ、タネツケバナ、ヤマブキソウ、クサノオウ、
ムラサキケマン、キケマン、シラユキゲシ、イカリソウ、トキワイカリソウ、
バイカイカリソウ、ヒメリュウキンカ、イチリンソウ、ニリンソウ、ミスミソウ、ワダソウ、ウシハコベ、カンアオイ、ハルトラノオ、ヒトリシズカ、シュンラン、シャガ、エンレイソウ、アマナ、バイモ(アミガサユリ)、カタクリ、
ショウジョウバカマ、シライトソウ、ハナニラ、スズメノヤリ、ミズバショウ、
ウラシマソウ、セキショウ、ヒメカンスゲ、スズメノカタビラ、オオハナワラビ、ワラビ、ノイバラ(ノバラ)、クサイチゴ、カナメモチ、コゴメウツギ、
トチノキ、ベニバナトチノキ、ヤマボウシ、ミズキ、カキノキ、エゴノキ、
アカマツ

第647回 横沢入り観察会 2018年 3月24日(土)9時30分~14時 (晴)

場所:横沢入り周辺  参加者10名
前夜の雨が残るのではないかと心配しましたが、当日は朝からおだやかな天気となりました。
大悲願寺にお参りをして裏山から横沢入りに入りました。
ログハウスの立派な休憩所で今回案内して頂く「西多摩自然フォーラム」の会員である小勝さんから、横沢入りがJRの宅地造成予定だったところを反対運動によって東京都第1号の「里山保全地域」に指定され、豊かな自然が残されることになったお話を聞きました。

トウキョウサンショウオの生態の話を聞きました。
狭山地区や多摩地区では開発やアライグマの食害で生育数が年々減少し、東京の西多摩地区では絶滅危惧ⅠB類に指定されたとのことです。

 

昔は谷戸田だった所でトウキョウサンショウオの成体は見つけられませんでしたが、ゼリー状で6~7㎝の大きさのバナナ型の卵嚢をいくつも見つけることが出来ました。卵嚢の中には黒い卵がたくさん見られ、木の枝や石などに先端をくっつけて2個対で産み付けらていました。卵嚢はプリンプリンしていて、意外と崩れずに手のひらに載せることが出来ました。卵から孵った幼体はイモリや鳥やアライグマが天敵となります。1匹でも多く成体になって森の中に帰り、生き続けてもらいたいと思いました。(大石征夫)

第646回 野川公園定例観察 2018年 3月18日(日)9時~12時 (晴)

参加者23名
観察会が始まると、ベニマシコの♂♀がトンボ田んぼにいるというので、村松さんや渡辺さん、小林さんの案内で希望者はそちらへ。その後しばらくは、大石会長と田中先生との組に分かれて観察会が始まった。
私は、田中先生ら少数の人数で、足元の草花を観察。オオイヌノフグリ・ミチタネツケバナ・ナズナ・カントウタンポポ・セイヨウタンポポなどなどいつもの春先の花たちがお顔を見せていた。その後、皆が集まり、大石会長のショートレクチャー、キブシのお話を聞きました。(川崎道雄)

野鳥:カルガモ、ダイサギ、コサギ、オオタカ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、ツグミ、ジョウビタキ、カワラヒワ、シメ、イカル、
植物:花・セイヨウタンポポ、カントウタンポポ、オオイヌノフグリ、オドリコソウ、ヒメオドリコソウ、タチツボスミレ、アオイスミレ、ヤマネコノメソウ、ナズナ、ミチタネツケバナ、ニリンソウ、ヒメウズ、ミスミソウ、ハコベ(ミドリハコベ)、カンアオイ、カテンソウ、シュンラン、カタクリ、ハナニラ、スズメノカタビラ、シダレヤナギ、アカシデ、コブシ、ウメ、マンサク、ヤブツバキ、ジンチョウゲ、キブシ、サンシュユ、レンギョウ、昆虫:コガタルリハムシ、コマルハナバチ、ヨコヅナサシガメ、
蜘蛛:ゴミグモ、ギンメッキゴミグモ、ワカバグモ

イヌノフグリ 写真:松村茂生

カタクリの花が満開 写真:吉川實

キブシの花 写真:松村茂生


第645回 野川公園定例観察 2018年 2月18日(日)晴 

陽の当たるところは、春の花が咲き始めていました。
田中先生より「イヌコハコベ」という植物についてのお話がありました。
シジュウカラ、コゲラ、エナガ、メジロが「混群」を作って枝枝を飛び回っていました。参加者は、31名でした。

観察記録:
野鳥:カルガモ、キジバト、カワウ、トビ、ツミ、コゲラ、アオゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、

   シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、キセキレイ、

   ハクセキレイ、シメ

 

植物:花・オオイヌノフグリ、イヌノフグリ、ホトケノザ、ナズナ、ミチタネツケバナ、セツブンソウ、フクジュソウ、

   ミスミソウ、カンアオイ、スズメノカタビラ、ロウバイ、ソシンロウバイ、ウメ、ヤブツバキ、ウグイスカグラ

フクジュウソウ

田中 肇先生のショートレクチャー


第644回 石神井公園観察 2018年 月10日(土)

三宝寺池と石神井池には、水鳥が見られました。人に慣れていて、ごく間近でバンやアオサギが見られました。

 

観察記録
マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、キンクロハジロ、カイツブリ、キジバト、カワウ、ゴイサギ、アオサギ、バン、オオバン、コゲラ、モズ、オナガ、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、ムクドリ、ツグミ、スズ
メ、ハクセキレイ、ホンセイインコ、カワラバト(ドバト)

今日の目玉? ゴイサギの幼鳥ホシゴイの後ろ姿 (松村)


第643回 野川公園定例観察 2018年 1月21日(日)晴 

野鳥:カルガモ、アオサギ、ハイタカ、オオタカ、ノスリ、コゲラ、モズ、ハシブト
ガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ジョウビ
タキ、スズメ、ハクセキレイ、カワラバト(ドバト)

植物:花・オオイヌノフグリ、ホトケノザ、セツブンソウ、カンアオイ、ロウバイ、
ソシンロウバイ、ウグイスカグラ

1月20日 今朝の散歩を終えてセンサスでも確認出来なかったシマアジの現状を確認致しました。
 完全な換羽はまだ終えていないと思われます。松村  シマアジ 魚ではなく野鳥です!

2018年1 月13日(土)野川全域野鳥センサス
寒い中、早朝から夕方遅くまでに参加して頂きありがとうございました。本当にお疲れ様でした。お陰様で調査を始めてから途切れることなく31回目の調査を終えることが出来ました。

今回も、タシギ、イカルチドリ、イソシギなど常連に会うことが出来ました。
カモ類の全体数は少なかったように思いますが、オオバンの記録数が多くなったように思います。正しく「大盤振る舞い」でした。
来年も引き続きセンサスを実行したいと思いますのでご協力をお願いいたします。 大石征夫